英語の発音練習を「ELSA Speak」で始めたところ、レッスンが多すぎて、一体何から始めればいいのかよく分からない。
と思っていたのですが、まずはホームメニューの「発音を改善する」から手をつけると進めやすかったです。
まずは手近なところから、コツコツと。
ELSA Speakには、選べないほどたくさんのコースがある(けど、やるのは2個だけでよさそう)
はじめに、アプリ内をざっと見てみると、ELSA Speakにはこのようなレッスンが用意されていました。
- デイリーレッスン
- 発音を改善するレッスン
- トピック別(場面ごと)のレッスン
- 証明書がもらえる資格試験のための(?)コースレッスン
- 発音記号などの要素ごとに、発音を練習できる「スキル」プログラム
- ビデオを見ながら場面ごとの会話を学べるレッスン
- 登録した単語を自主練できる単語帳機能
- AI機能による、場面ごとの会話レッスン(内容既定)
- AI機能による、自分でシナリオを作れる会話レッスン
全てを精査したわけではないのですが、いろんなレッスンがある中で、診断テストの結果から、私にぴったりのレッスンをピックアップしてくれたのが「デイリーレッスン」「発音を改善する」レッスンのようです。
なので、一旦はこの二つに絞って手をつければ大丈夫そうでした。
デイリーレッスンは1日分のトピックが10個、発音改善のレッスンの1日のトピックは5個くらい。
なので、トピック数が少なく、読み上げる文章も短い「発音を改善する」から手をつけて、調子づいてきたところで「デイリーレッスン」をできるところまでやる、というのが、私にとっては快適な学習リズムでした。
こちらが「発音を改善する」のレッスン選択画面。一つのテーマ(弱点)ごとに、1日5個のトピックを1週間かけてクリアしていく流れです。
ヘッドフォンマークはリスニングのみの項目、ビデオマークや「i」マークは、学習コンテンツを視聴する項目です。短い単語の練習から始めるので、そんなに気合を入れずにレッスンを進められます。
「発音を改善する」の1日あたりの所要時間は、およそ10分程度。(発音練習を繰り返す場合は、もっとかかることもあります)トピックによっては1〜2分程度で終わるので、ウォーミングアップにもぴったりでした。
「発音を改善する」を終えて、なんとなく英語の気分になったところで、「デイリーレッスン」に進みます。
デイリーレッスンも弱点改善のためのレッスンですが、項目数が「発音を改善する」より多く、また読み上げる文章量も倍増します。
10個の項目の中には、リスニングや学習コンテンツの視聴に加えて、単語を読み上げる→単語を使った短い文章を読み上げる→もうちょっと長い文章を読み上げる、という形式のレッスンや、AIとの会話文を読み上げる形式のレッスンがあります。
自分で英語の文章を考える場面はなく、完全にスピーキング全振りのレッスンですが、毎日10レッスンは正直しんどい!というのが正直なところ。
特に、会話文の読み上げは
「なんかよく分からないけどペラペラしている〜〜〜〜〜〜〜」というAIスピーカーの発言を何度も聞き、発音や文章全体のイントネーションを真似して読み上げ→案の定さっぱり発音できていないので、単語単位で発音練習(単語をタップすると個別の練習ができる)→もう一度文章の読み上げに戻る→単語が繋がると何でこの音になったかは分からないけど、何となくマネしてみる→まだだめかぁ〜〜〜!→これでもかとスピーカーのお手本を聞き直す→単語単位の練習から繰り返し、何とか合格点→次の発言に進む
というのを、1レッスンあたり5会話くらい繰り返すのでかなり疲れます。
終わった! と思ったらもう1会話、次の課題が出現した時には、「今日はもういいかな……」と思うくらいには疲れます。
さて、いい大人なので、疲れすぎると次回の腰が重くなることを私は知っています。ということで、デイリーレッスンは、「そのうちできるようになるから、しんどすぎない程度に」という気持ちで続けるのがよさそうです。
ランキングは雑音? それともモチベーション? とりあえず私は「非表示」に
ちなみに、ELSA Speakには学習結果を競うランキング機能(リーグ?)があるようなのですが、順位や他の人との優劣を気にしてしまうと、学習以外のことに気を取られてしまいそうだったので最初にオフしておきました。
設定画面の「ラーニング&サウンド設定」から、競争モードのトグルをオフにすることでランキングを非表示にできます。
できない人もいるからね、習得速度は人それぞれだよ、ということを頭では理解しているのですが、心はなかなかそうはいかないものです。
何かにつけ他人と自分を比べてしまうとき、自動車学校の実技練習で、なんでみんなはサラッと運転できているのに、私はこんなこともできないんだろう……みたいな気持ちで死ぬほど落ち込んだことを思い出します。
スイスイ車を走らせている今となっては、できないなりにできるようになることも私は知っているので、見ない方法があるならそうするに越したことはないです。いい大人でよかった。
もう一息です! が延々と続く絶望、でもAIだからずっと付き合ってくれる
ELSA Speakのレッスンには、オンライン英会話のように25分の制限時間がないので、「うん、引き続き頑張ってみて! じゃあ次のトピックに行こうか!」みたいなポジティブな逃げ道は存在しません。
自動で次のトピックに進むこともないので、マイクボタンを押しもう一度練習するか、「>」ボタンで次に進むか、やるか、やらないか。投げ出したくなるたびに頭の中でローランド先生が爆誕するので、もう一回やるかぁ……とため息混じりでマイクをタップすること複数回。
(飛ばさないと永遠に終わらないので、思い切って飛ばすこともあるけれども)
でも、生身の先生ではなくAIの判定システムなので、何回でも遠慮なく繰り返せるのは心理的安全性が高いです。
「その発音は全然違います」的コメントを何十回叩き出そうとも、やけくそで適当に発音しても(案の定「全然違います」とはねられる)、ELSA Speakは嫌な顔ひとつせずずっと付き合ってくれる、ありがたや……。
結局この日は、疲れ切った日本語で「りらてぃぶ……コンフィデン……」と囁いたところでレッスンクリアとなったので、発音記号は難しいなぁと思いました(小並感)。
たまに何かしらのエラーで画面が固まったりマイクをタップし忘れるのが地味にストレスですが、スマホを投げ出したくなるほどではないので、引き続きぼちぼちやります。
続けるのが大事。