物件。ローンの選び方、金利について考える

桃鉄をやってみて分かったのは、私は計算ができないということだった。

具体的には、利益率のパーセンテージを物件価格に乗じた金額が暗算できない。

利益率が8%で5億円の物件と、利益率が3%で60億円の物件、どちらを買えばいいのかが計算できない。(電卓があれば計算できるものの、特にフォローにはなってない)

算数ができなかった。ここに書くのもちょっと恥ずかしい。

パーセントの計算ができないことが分かったので、パーセントの代名詞、金利について、恥ずかしさを覚えているうちに押さえておきたい。

元金と金利の関係

金利=利息を計算するためのパーセントのこと。利息は、お金を借りる側が払い、お金を貸す側が受け取る。

たまたま手元にあった本の中に、元金3,000万円の35年ローンは、金利が0.1%上がると返済額が100万円増えると書いてあった。時間の力はおっかない。

借りたお金の返済額は、元金プラス利息(利息=元金かける金利)で決まる。

金利にはいくつか種類があり、同じ元金、同じ返済年数でも、どの種類の金利でどう返済するかによって、月々の支払額とトータルの支払い額は大きく異なる。

月々にいくら返済できるのかが正確に把握できないと、ローンは組めない。そこで、返済計画を立てるための収支計画やライフプランニングというのが大切になると思われる。

固定金利と変動金利

ローンの金利の選び方。

好景気なとき、金利は上がる。不況だと金利は下がる。景気の影響を受けずにローンを返済できるのが、固定金利。変動金利は、日々変化する金利が、ローンの金利にも反映される。

元利均等返済と元金均等返済で、金利が返済額に反映される時期と、金利変動による返済額の上昇の上限の有無が変わってくる。

景気は自分の意志でコントロールできない要素なので、返済期間や元金が同じであれば、リスキーな変動金利のローンは避けたほうがいい。これから明らかに不況になるので、私は変動金利でお得にローンを返済する! というのも切ない響き。

元利均等返済と元金均等返済

月々の返済額の決め方。

同じ返済年数でも、返済の方法によってトータルの返済額が違う。元利均等返済は、利息を含めた月々の返済額が一定。元金均等返済は、月々の元金の返済額が一定。

元利均等返済と元金均等返済を比較すると、元利均等返済は月々の支払いが一定で、元金均等返済は、返済開始時の利息が大きく返済額も大きいが、元金の返済が進んでいくごとに利息は小さく、返済額も少額になる。

トータルの返済額は、元金均等返済の方が小さい。
返済計画に応じて、初期の返済額を抑えたい人は元利均等返済を選ぶといい。

複利効果の具体的な数字を把握しておく

金利といえば複利である。

そういえば、終価係数・現価係数といった係数を習ったことがある。

年利xパーセントの複利でy年元本を運用した場合の金額を求めたり、年利xパーセントの複利でy年後いくらにするためには、元本をいくら用意すべきかを求める係数。

もしかすると、この係数もいつか必要になるのかもしれない。

複利には関係ないけど、平方メートルに0.3025をかけると坪数になる。
100を利回りのパーセントで割ると、元金を回収できる年数が分かる、とかも。

や、ネットの複利計算ツールで足りるかもしれない。

お金が2倍になる、72の法則

福利といえば、投資信託を推奨する人たちがよく使っている(イメージの)、72の法則。

72÷金利(%)≒お金が2倍になる投資期間(年数)

この数字も、知ったかぶりをできるくらいには覚えておきたい。

金利計算の振り返り

序盤に出てきた、利益率が8%で5億円の物件と、利益率が3%で60億円の物件。パーセントの計算は、かけてゼロを二つ消せばいいので、

5億かける8=40を0.01倍して、0.4億
60億かける3=180を0.01倍して、1.8億

60億の物件を買うと、決済のたびに1.8億円手に入ってより儲かる。

算数というよりさんすうである。九九みたいに、繰り返しの結果パッと出てくるようになっていたらいい。5年後とかに。