「『中古住宅+リノベーション』を賢くお得に買う方法」

読書メモ。リフォーム屋さんの本。

いわゆる実需向けの家を買う方法が紹介されており、家は借りるより買うべき、資産になる家と負債になる家があるので、中古住宅を賢く買い、失敗しないマイホームをリノベーションで手に入れよう! というのが大筋だった。

中古住宅を買うためにはどのような費用がかかり、リフォームするためにはどこにどれだけのお金がかかる、といったことをあらかじめイメージできるようにしておくのに有効な本。

物件ありきではなく、家を探す前に住宅ローンの借り入れ可能額、自己の返済可能額とリフォーム費用について把握しておくことで、失敗しない家探しとリフォーム工事ができる。

リフォームするのに必要な予算を、あらかじめ確保する。中古住宅の購入からリフォームまでの流れをトータルで計画し、自分の理想の家をリフォームで手に入れる。

失敗しません、損もしません。予算は必要です。内容は、模範的リフォーム会社さんのセールストークという感じがした。もちろんいい意味で。

リフォームのビフォーアフター画像と具体的なコストカットの価格を提示して、読み手の欲求を掻き立てる構成が見事だった。私も中古住宅を買い、リフォームしたくなった。

中古住宅を探している人がいたら、紹介したい本。

新しい学びは、住宅ローン弁済のための生命保険である「団体信用生命保険」は、健康上のリスクがあると加入できないこと。言われてみれば、生命保険だから当たり前だ。

万が一があったとき、保険が適用されるかどうかには通院歴の有無も関わってくると狼旅団さんのブログにあった。心身健康であることが、何よりの保険なのだと思う。

それから耐震基準について。買うなら昭和56年以降に建てられた物件を、というボンヤリした知識はあったものの、耐震基準はいくつかの段階を経て強化されているらしい。

1981年(昭和56年)より前の旧耐震→1981年の耐震基準強化→2000年(平成12年)の耐震基準強化

それぞれの段階で、建物に求められる耐震基準は異なる。耐震工事の内容によって、自治体から補助金が出る場合もあるらしいので、覚えておく。